「株式売渡請求」の手続きってどうするの?
株式投資をやっていると、一年の間にたくさんの封書が送られてきます。特に決算の時期はすごいことになります。
ネット証券のマイページで、配当金額は確認できるので、この大量の封書を止めることはできないのか、なんて考えていたらいつもとは違うものが出てきました。またか、とほったらかしたら大変なことになったかも。
ある日、株式売渡請求なる文書がきた
突然、株を所有しているある会社からこんなものが送られてきました。
なんですか?これ。
一緒に同封されていたのは、銀行の振込口座を記入する用紙と返信用封筒です。
私が株式を買った会社が買収されたの?
聞いてないよ〜。
さっそく証券会社の口座をチェックします。
ない…
そんな社名はない。
会社名でググってみると、とっくに上場廃止になっています。
ここで一気に青ざめました。上場廃止と言えば、あの東芝?日航?なんかやらかしたのか!まさか証券が紙切れになった?
とにかくこの文書をよく読んで…。
?
?
?
読んでも読んでもよくわかりません。どうして日本語なのに日本人に読めないような文章を書けるんだ?
とってつけたような法律的な言い回しをやめてほしい。するなら、最後に要点を箇条書きで整理して欲しい。
仕方ないので自分でググってこの事態をざっくり理解しました。
株式売渡請求とは
大株主が少数株主から強制的に株式を買い取れる制度。
どうやら、ずいぶん前に私が保有していた会社は、TOB(株式公開買い付け)により別の会社に売却されていたらしい。知らなかった。。。
新しい大株主は、この会社を完全子会社化したくて、株式売渡請求を行ったのでした。少数株主の株を全部買い取って、会社を自分の物にするということですね。そうすれば、人事でも報酬でも、株主の承諾を取る必要がなくなり、自由に決められますからね。
当然、上場廃止して、大株主が経営の実権を全て握ることになるようです。
証券は紙切れにはなっていませんでした。それどころか、TOBの時点で当時の株価よりも少し高い金額で買い取ってくれたようです。
私は銀行口座を記入して送付するだけです。
6月頃に私の口座に振り込まれるとのことです。一安心。
どうして気がつかなかったのか
実は、私の株式投資は配当が目当ての「高配当株式投資」です。株式の売却益を狙ったものではありません。ですから、株価の動向には関心がありませんし、経済ニュースなどもチェックしません。
それに、私が購入しているのは「単元未満株」といって、1株から買える制度を利用したものです。これによって少ない資金で株式投資できます。しかも、投資先を分散させることで、リスク対策になります。たくさんの会社の単元未満株を保有しているので、そのうちの一社の買収事案に気がつかなかったというわけです。
また、もう一つの理由は、銘柄の選定にデータ主義を採用しているからです。エクセルを使って、一定の基準を超えた銘柄だけを購入しています。すると、数値だけで選定するわけで、社名に無関心になってしまったというわけです。
このやり方で、配当を受け取って、さらに株価の含み益も上がっています。今後、10年はつづけるつもりでいますので、このブログで報告できたらなあと思っています。
天気:曇り
朝食:ちりめんと春菊の混ぜご飯、きのこ汁
昼食:目玉焼き、納豆、きのこ汁
夕食:チキンフィレバーガー、ツイスター、コールスロー
会った人:K先生、他四人
行った場所:図書館、東区
ニュース①:早朝の送迎
ニュース②:株式売渡請求
ニュース③:筍、お隣から
映画:僕のワンダフルジャーニー、マスカレードナイト
今日のへデラ: